2024年度も大阪工業技術専門学校の非常勤講師を勤めさせてもらいます。
2年生の春研修旅行で岐阜県北部に一泊二日でやってきました。
二日目は飛騨高山です。今年、学校の「棟上げ実習」で吉島家の1/2の躯体をつくります。
その実物を見るために、学生たちと吉島さんのお話を聞かせていただきました。
吉島家住宅は国の重要文化財にも指定されています。
さまざまな媒体で取り上げられているので、調べたらたくさんの情報を得ることができますが実際見にると迫力が違います。
大阪工業技術専門学校の大工技能学科では2年生の前期で棟上げ実習を行い、例年は二階建ての小さな木軸の作成を行います。
今年は専任の先生のたっての希望もあり、吉島家住宅を題材にするのですが、建物が大きすぎて実習場に入りません。
ですので1/2スケールで作るのですが、それでも4M程度になるので圧巻の大きさです。
構造材も実物はとてもおきく、1/2にしてもそれなりの材寸になります。
吉島家住宅は和室も洗練されていて見所がたくさんです。
この日は大阪工業技術専門学校以外にもアメリカの大学の学生が団体で見学に来ており、住宅の中は人がたくさんでした。
50~60人はいたのではないでしょうか。
こういった見学客で建物が傷まないように「畳一枚の上に3人以上乗らないこと」と伝えられていました。
本来の住宅の使い方だとあり得ない荷重で建物が痛むのを防ぐなど、配慮も必要です。
飛騨高山は街並みも雰囲気があります。
木工の街だけあって、大工技能学科の学生も興味深い造作がたくさんあったのではないでしょうか。
この日は大阪に帰る必要があるので、お昼前には飛騨高山を出発しました。
お昼ご飯を近くの道の駅でいただいて、帰阪です。
大阪から距離があり、一泊二日なのでバタバタの旅行になりましたがとても充実した時間でした。
またゆっくりと行きたいものです。
そしてこれから、実習の授業では棟上げ実習が本格化します。
吉島家住宅は難易度が高いので、今回の研修の成果を活かして頑張っていきたいと思います。
WASH建築設計室 日野弘一