大阪府吹田市で改修中の小さな家庭菜園のあるいえの工事が進んでいます。
前回は躯体の補強工事についてでしたので、今回は続きの断熱改修の様子になります。
現場監理に伺うと、和室に断熱材が搬入されていました。
今回はアクリアネクストを充填します。
これはグラスウールと呼ばれる綿のようなもので、握っているだけで少し暖かさを感じます。
わかりやすい写真を撮り逃しましたが、床にはカネライトフォームを充填します。
こちらはビート板によく似ています。ある程度の硬さがあるので、床に充填した時に垂れたりする心配がないです。
左の写真が解体後の写真です。
今回は改修範囲を絞っているので、断熱エリアも家族の過ごす時間量や快適性を考えた上で限定しています。
写真は居間の壁が写っているのですが、ここは家族が長く過ごす空間なので、断熱材も四周囲うように充填しています。
右が充填後の様子です。
比較してみると、写真からでも温熱環境が向上しているなと感じます。
別日に現場に行くと、床の断熱材が充填されていました。
根太を流さず大引きの上からそのまま床下地を張るので、大引きの間に断熱材を充填しています。
以前は床下に断熱材は充填されておらず、お施主さんは床の冷たさに悩まされていました。
床一面に断熱材が充填されたので、床からの冷たさが緩和されると嬉しいです。

ちなみに家庭菜園の方も順調に育っています。
特に大根は葉っぱが日に日に茂っています。
現場も野菜も変化を見逃さないよう、注意深く観察していこうと思います。
WASH建築設計室 スタッフ 長辻