兵庫県宍粟市での新築住宅が竣工を迎えました。
株式会社しそうの森の木が設計デザインを行い、WASH建築設計室は内装ディティールを担当させていただきました。
その新築住宅が竣工を迎えるとご連絡いただき、見学会に参加してきました。
建て方は7月23日だったので、約4ヶ月で竣工を迎えています。
住宅は始まれば建つのは早いとは聞いていましたが、本当に早くて大工さんの手際の良さに驚きます。
住宅は2階建てですが、2階が小屋裏のようになっているため、平屋建てのようなコンパクトな外観にまとまっています。
また、外壁が白(パールホワイト)を基調としていることも相まって全体的に軽やかな雰囲気に仕上がっています。
さらにウッドデッキや枠材のレッドシダーがいいアクセントになっています。
外壁は鋸引き仕上げなのですが、よくよく見ると鋸目の間隔が一枚一枚違っています。
こうすることで均一的な新建材では表現できない、木材のどこかまとまりある不均一さを表現しているみたいです。
細部へのこだわりを感じました。
内装はほとんど無垢材で仕上げているので、中へ入ると木材特有のいい香りが広がります。
竣工時のこの香りをかぐのが楽しみの一つです。
キッチンは造作でこれまた木を基調としています。
収納がシンプルにまとまっていて使い勝手が良さそうです。
右の写真は炊飯器置き場です。キャスタがついているので食卓まで移動させたり水蒸気を上へ逃したりできます。
これは打ち合わせの時から特に使い勝手が良さそうだと思っていましたが、間違いなさそうです。
また、キッチンはすべて大工さんが制作されたみたいです。
扉を開けたり引き出しを動かしたりしましたが、正直言われるまで全く気づきませんでした。
枠詳細図を描かせていただいたので、次の図面作成のためにも枠周りは特に観察しました。
左は半外付けサッシを外付けのように納めるために枠に打った枠材です。
打ち合わせでは皆さんヒモと呼んでいました。
正直どのような感じになるのかイメージが湧いていませんでしたが、実際に見ると前面を薄くするなどの納まりの意味を実感しました。
このように図面を描いている時にはわからなかったことを確認できると楽しいです。
2階は高さがおおよそ1,400mmから2,100mmの空間となっています。
図面で見ると少し狭く感じていましたが、実際は狭さを感じませんでした。
このくらいのこじんまりとした空間があるとふとした時に落ち着ける気がします。
1階と同様、無垢材をふんだんに使っており、木材の香りが住宅いっぱいに広がっています。
図面で描いたものが実際に目の前に存在しているという、一見当たり前のようなことにすごく感動しました。
気づけばあっという間に竣工を迎えていたので、取りこぼしのないよう次の仕事も取り組んでいこうと思います。
WASH建築設計室 スタッフ 長辻航椰