神戸市の六甲山は猩々池の近くに建築した「ふたたびキャビン」
竣工から約半年が経ちました。この度、プレゼンテーションの資料の作成のために夕景の撮影に行ってきました。
ふたたびキャビンは神戸市外から再度公園への登山道の中腹に位置する休憩所です。
まずは再度公園に行ってきました。再度公園は街中よりも標高が高く少し涼しいためか一部の紅葉が紅葉し始めていました。
ひんやりしますが、季節的には絶好のハイキング日和になります。週末は人で賑わいそうです。
再度公園からは1.1kmくらい神戸市側に歩いたところにふたたびキャビンは建っています。
建築当初より木材が自然に馴染んでとてもいい経年変化が進んでいるように感じました。
色に落ち着きが出ています。それでもまだまだ綺麗で周辺の景色から映えています。
少し早くついたのでまだ周辺が明るいです。
どんどんと周りが暗くなってきました。
16時くらいにはこのくらいの暗さです。山の木々が光を遮り、街中よりも早く夜を迎えます。
もう少ししたら夕景の写真が撮れそうですので現地で時間を潰します。
待っている間、建物の細かい部分の写真を撮りました。
真壁納まりの構成にしていてシンプルな建物ですが、逆に全ての部分に意図を持って設計ができました。
プレゼンテーションの資料のために漏れがないよう撮影しないといけません。
そうこうしているうちに辺りが真っ暗になりました。
六角の平面プランに合わせた斜めの屋根組が照明に照らされて浮かび上がります。
元々登山者のための標になるように。「テラスキャビン」というコンセプトでプロポーザルを取りました。
そのイメージにぴったりな、登山道を照らす写真が撮れました。
終わる頃には真っ暗で人気も少なく、山々からは様々な物音が響いてくるので少し怖かったですが待っていた甲斐がありました。
帰りは三宮の地下にあるラーメン屋さんで食事をしてから帰りました。
建築家の仲間のいけだ建築舎の池田さんに教えてもらった本格牛骨ラーメンのお店です。
こうして無事に撮影ができました。
帰って資料をまとめるのが楽しみです。
WASH建築設計室 日野弘一