第6回こども食堂を開催しました
WASH建築設計室が運営するアラウンドカフェで開催している子ども食堂です。
今回はそうめんです。ただのそうめんではなく流しそうめんです。
卵や胸肉などのトッピングと一緒に涼やかに楽しくいただきました。
流しそうめんのための竹を準備するのにかなり手間取りましたが、最終的には大阪工業技術専門学校の大工技能学科の実習場から造作用の竹を分けてもらって用意することができました。いい竹です。
一級建築大工技能士の能力をフル活用して流しそうめんができるように加工しました。
子供が手に刺さらないように徹底的に鉋がけをして、そうめんが流れやすいように節をノミで削り取っています。
カフェスペースの中心に竹が設置できました。
キッチンから机に向けて、2本の竹がまっすぐ伸びます。
そうめんを茹でた瞬間にレールに流せる完璧なセッティングです。
正直久しぶりに流しそうめんをしました。
子供たちのほとんどは初めての流しそうめんです。
背の順に並んで、上流が小学生。下流が幼稚園児の構図が自然と出来上がりました。
上流でそうめんが独占されるかと思いきや、取り損なったそうめんが下流で溜まってしまって
下流の小さい子供たちがそうめんでいっぱいになるなど改めて流しそうめんの摂理を学ぶことができました。
そうめんだけでなく、トッピングも充実しています。
そうめん足りなかったらと心配して用意したちらし寿司のおにぎりも好評でした。
はじめは子供たちが食べる番でしたが、後半は子供がそうめんを流して大人も食べ始めます。
流しそうめんは食べるだけでなくその事象自体が楽しいですよね。
上手に流してもらって大人も楽しく食べることができました。
流しそうめんというものは一人ですることはできず、食事というものが栄養を摂取するだけの行為ではなくたくさんの人と食事をすることによるコミュニティ形成の要素も大いに含んでいるということがより実感として得ることができました。
コロナ禍ではとても考えられないイベントだなと改めて感じますが、食を通じて人と人がつながり合う大切さも考えさせられました。
竹はWASH建築設計室で保管しておきますので、また近くで使いたい人がいたら借りにきてください。
流しそうめんがとりあえずしたい人はアラウンドカフェを借りてもらえれば同じようにできますので場所ごと提供します。
次回の子ども食堂は10月の第三金曜日に行う予定です。
みなさんぜひご参加ください。
WASH建築設計室 日野弘一