奈良県明日香村の空き家を活用する相談をいただいて現地に下見に行ってきました。
築浅の建物で状態はとても良さそうに見えます。
空き家バンクに登録されている建物なので、明日香村の役場の方と合流して現地の鍵を開けてもらいます。
ゆったりとした明日香村の環境でおおらかな住まいを想像するとワクワクしてきます。
明日香村は屋根や外壁に規制があり統一感のある風景が残っています。
今回現地調査に行った建物からもお庭越しに村の風景を望むことができました。
建物は比較的築年数が浅く、全体的に健全に見えます。
また、先の住まい手が丁寧な家づくりをしていたと思われるのですが、仕上げの木材は国産材の杉やヒノキが多用されています。
構造材も太く、サッシもペアガラスであることから性能的にもこだわった住まいだと感じました。
今後、それらを踏まえてどこまで改修するか計画を整理することになります。
先の住まい手の思いも鑑みて、次の住まい手にとってのベストな改修の提案ができたらと思います。
WASH建築設計室 日野弘一