非常勤講師をしている大阪工業技術専門学校の大工技能学科。
今年の2年生の棟上げ実習の課題は吉島家住宅の1/2の大きさの躯体です。
半分の大きさと言っても約4Mの大きさがあります。
部材の数はそのままなので、加工の数も同じ。大変な作業になりますが学生たちは頑張っております。
吉島家は岐阜県高山市にある重要文化財です。
その全てを再現することはできませんが、メインの棟を今回再現します。
以前研修旅行で実物を見に行きましたし、製図の授業で軸組模型も作ったので学生たちもイメージはできています。
土台から順番に木取り・墨付け・加工と進めていきます。
今回の範囲には丸太が5本あります。
丸太を担当する学生は難しい作業に挑むことになるのですが、みんな持ち前の技術を発揮して大きな問題なく加工できていました。
流石です。大きな丸太を動かすときはみんなで力を合わせて息のあった作業をしていました。
ただ写真で見てもらっても普通の丸太の大きさですが、忘れていけないのはこれは1/2の軸組であるということです。
本物はこの丸太よりも長さも幅も成もほぼ倍です。つまり体積は8倍。吉島家を建てた大工は想像を絶する大きさの部材を加工して
組み上げたことになります。過去の職人へのイメージもますます膨らみます。
この棟上げ実習は7/7に保護者へのお披露目が行われます。
それに間に合うように、引き続き安全に気をつけてサポートしていきたいと思います。
WASH建築設計室 日野弘一