兵庫県での新築の設計計画が進んでいます。
確認申請を提出するにあたり、現場の再確認と地縄はりに同行しました。
実際の敷地に計画予定の建物の軸となる線を描き出していき、建物のサイズ感などを確認します。
もし設計している建物が入らないとなった場合、計画を見直さなければいけないため、緊張感のある作業となります。
はじめに、地縄を張っていく上で起点となるポイントを決定します。
トラバースを使用し、擁壁から起点までの長さを導き出します。
この時点で長さを見誤ると、全ての通り芯がずれてしまうため、長さが図面と同じになるよう声を掛け合いながら微調整を繰り返されていました。
無事、起点が決まれば、今度は壁の通り芯を導いていきます。
道路境界線から外壁通り芯までの距離を図面通りに導いていきます。
しかし、提案用の平面図には距離が明記されておらず、屋外でcadを開いて必要な長さを確認することになりました。
次回からは、地縄はりに必要な寸法を事務所にいるうちに明記しようと思います。
その後も何回か必要寸法を確認されながら、無事に建物が敷地内に収まることが確認できました。
竣工まで長い道のりだと感じていましたが、敷地に建物が建つということを実感する貴重な経験となりました。
スタッフ 長辻