岐阜県中津川にあるトーモクセンターで杉の本実板を購入しました。
よく使う仕様の杉なので、安く買える時に多めに発注した格好です。
まずは中津川の倉庫に置いている在庫を見にいき、現物を確認します。
今回は50坪分を購入しました。
外壁メインで考えているので、目すかしありの本実板です。2Mです。
並んでいる状況を見るだけで、赤身が多い材料であることがわかりました。
これから始まる現場がいくつかあるので、代表の熊澤さんとお話しして全数を吹田のWASH建築設計室の事務所に搬送することになりました。
倉庫で見ると量が少ないように見えるのです。
後日、熊澤さんが大阪に直接搬送をしてくれました。
大阪のWASH建築設計室の事務所に届くとこんな感じです。
広い倉庫で見た時と違って、とてつもない量の杉になりました。狭いところに置くとすごい量ですね。
すごい杉の匂いが周辺に広がって、道ゆく人から色々と聞かれます。
とりあえず夜までに事務所に入れないと管理組合に怒られるので、早速作業開始です。
事務所の中で何をするかというと、一旦梱包を外して板の色、節の具合を見ながらグレード分けをしていきます。
今回は節がある材料として購入しているので、安く入れてもらっています。
ただ、無垢の板であるが故に、中には綺麗なものも混ざっているのです。
節なしの材料を指定して買うこともできますが、高くなるので、このように自分の手で選別をすることで品質と価格のバランスを取るのです。
綺麗な板は並べるといい色味が浮かんできて嬉しい気持ちになります。
二人での作業で3時間くらいで終わりました。
板の色が赤か源平かで分けたのと、節の量でS〜Cで振り分けました。
とりあえず、六甲の休憩キャビンの現場で1/3程度使うのでそこにいいものを搬入します。
残りは少し着工までに間が開くので、どこかに移動しないといけません。
事務所でカフェのイベントが行われるまでに移動させないと誰かに怒られますので大変です。
今もどうしようか悩み中です。
杉の板に触れながら楽しい時間を過ごせました。
自分たちで分別した板を使えることを楽しみにしています。
WASH建築設計室 日野弘一