大阪市の集合住宅を改修して耐震性、断熱性を改善するプロジェクト「重富荘」
その外壁の仕上げに使う杉板の塗装をしに、奈良県吉野までやってきました。
思ったよりも量があり、これで三日目です。。。
材料は吉野のWOODBASEから仕入れます。WOODBASE の倉庫でこの日も塗装を行います。
今回はWASH建築設計室からは日野、インターンシップの学生など含めて合計4名が参加しました。
これが外壁の杉板です。
二日目の時に、板の側面だけ塗っています。ここを塗るのが意外と手間で、二日目に集中的に塗装をしました。
この日は仕上げ面の塗装だけになっているので、スムーズに作業が進みました。
2年前にインターンシップに来てくれていた学生、今現在インターンシップに来てくれている学生。
様々な学生に手伝ってもらいました。杉という材料の質感、重み、特性などを感じてもらえたと思います。
また、木材の塗装について、意図や塗り方はもちろん塗装をすることで感じることができる触感のようなものをわかってもらえたと思います。
畳下の材料で、下地材なのですが中には綺麗な材料が混ざっています。それを外壁板として使います。
節が全くない材料をA、小節程度の材料はB、節が多いものはC、外壁板として適正でないものはDとして仕分けしています。
こういう作業をすることで、安い材料でも見た目を綺麗に仕上げることができます。
この日のWOODBASEの倉庫には羽根建築工房の大工さんもいました。
材料の刻みの前の墨付けの作業だったのですが、私たちと作業がバッティングしてしまっていました。
リフトの操縦など、色々助けてもらったり、学生に大工の仕事の片鱗を見せてもらうなど色々協力いただきました。
ありがとうございました。
なにはともあれ、なんとか重富荘の外壁板の塗装を終えることができました。
手伝ってくれた皆さん、ありがとうございました。
WASH建築設計室 日野弘一