大阪市の東三国で住まいの相談です。
空き家になって長いニコイチ長屋の一室を改修して住まえるようにしたいということです。
間取りなどの調査は終えましたが、この日は床下、小屋裏など目には見えていない部分の状況調査です。
スタッフとインターンの学生と一緒に調査をしました。
建物の改修工事にあたって、屋根をやりかえる必要があるかどうかはコストを含めて大きく影響します。
今回は屋根は雨漏りの履歴が多数あることを確認していたのでやりかえるつもりでいますが、改めて状況を確認しておきます。
安全に気をつかって屋根の上に登ります!
屋根は下屋の半分がシートで覆われ、ボロボロです。
室内もたらいが置いていて、雨漏りが慢性的に起こっていることはわかっていましたが、やりかえる必要があることを再認識しました。
床下の調査です。
畳をめくって、畳下の板をずらせば床下が見えてきます。
この長屋は昭和30年代の建築です。CB基礎が確認できます。床は束で支えられています。
床組は一度撤去し、更新することが必要になりそうです。
小屋裏は雨漏りで天井板に穴が空いたところから確認できました。
現在進行形で雨漏りはしている可能性があります。屋根やっぱりやりかえた方が良さそうです。
ただ構造材はそれなりの状態を保っており、一安心です。
こうして今までは目に見えていなかった部分の確認を終えました。
高さの情報も整理して、今後のプランニングに活かしたいと思います。
また耐震診断も補助金がおり次第行う予定です。
どのような住まいになるか楽しみです。
WASH建築設計室 日野