奈良県香芝市で建物の耐震診断を行いました。
築約100年の立派な建物です。建物の状況を把握して、今後の利活用の可能性を判断するための調査です。
とても大きな建物なので、住宅医協会の有志を集めて調査開始です。
床下の調査です。
建物はいくつかの棟から成り立っていますが、メインの建物は石破建てです。
増築部はコンクリートの土間が打たれていたり、一部には防空壕があったりと様々です。
なかなか大変な調査です。
小屋裏の調査です。
小屋裏は侵入することはできませんでしたので覗き込んでの調査です。
長い歴史の中でいろいろな修繕など行われた形式がありました。
他にも建物の状況を把握するための調査も行いました。
特に屋根は使えるかどうか、修繕で済むかどうかなどで今後の方針に大きな影響がありますのでしっかり調べています。
戦前の建物で、建物のしつらえにも嗜好が凝らされていて細かい部分の納まりに目がいきました。
古い建物の調査をすると、こういう楽しみもあるのでやりがいがあります。
これから報告書をまとめて、今後の方針の指針にしてもらう予定です。
丁寧にまとめたいと思います。
WASH建築設計室 日野弘一
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