非常勤講師を勤める大阪工業技術専門学校の大工技能学科。
2022年度の卒業制作の中の展望台をもらってくれる方が見つかり、移設組み立ての作業をしてきました。
学生が丹精込めて作った卒業制作の作品を実際に使ってもらえるのは本当に嬉しいです。その組み立ての様子をお伝えします。
こちらは部材の運搬の様子です。トラックに大量の部材を敷き詰めて亀岡に向かいます。落ちないようにしっかり固定しました。
組み立ての様子
こちらは建物を支える上で大事な土台を組み立てている様子です。非常に暖かく春の訪れを感じる日でした。塗装は最後に行う予定でしたが接合部位は後からでは塗ることができないため木材が弱らないためにも先に塗ってから組み立てました。土台に使われている木材はヒノキで重たく運ぶのが大変でした。左上の写真にある束石という基礎を引き取り先の方が先に設置してくださっていたので作業が円滑に進みました。
こちらは柱を建てるところから完成までの様子です。低い所から順番に組み立てていきます。一番高い柱は3m30cmで完成に近づくにつれて作業が難化していきました。柱と柱の間に手摺と梁と階段を同時に挟まなければならない部分があったり、手摺が上手く嵌まらなかったりと非常に難しい作業でしたがたくさんの方々のお手伝いによってなんとか完成しました。
完成後に大人5人とお子さんで展望台に登り安全性を確認しました。
夏に花火が上がるそうなのでこの展望台から綺麗な花火が見えることを願います。
インターンシップ S