SANSANNAGAYA
築約60年の長屋の一戸の改修です。
路地の奥に佇む4軒長屋の3軒目。間口が1間3尺の細長い間取りですが、ロフトを活かして立体的な空間を実現しました。
ロフトの床高を抑え、また居間をスキップフロアとして差し込むことで建物全体が一体的に活用できます。
建物は国産の杉三層パネルをふんだんに使って構造補強をしています。無垢の木をふんだんに使った空間は暖かく穏やかな生活を想起させます。
ちいさな住まいに合わせた造作家具
限られた空間を生かすために家具は全て造作です。
玄関入ってすぐにある洗面所は手洗いも兼ねます。
高さを抑えたスキップフロア
ロフト寝室とワークスペースになっていてプライベートな空間です。
一階の高さを抑えてロフトの床と一階の床を近くしています。居間をスキップフロアにすることで、
一階〜居間は3段。居間〜ロフトは8段という少なさで移動することができます。
外観からは想像できないモダンな空間が印象的です。
所在地:大阪府摂津市千里丘
設計監理:WASH 建築設計室
構造:木造二階建て
施工:WASH建築設計室/株式会社サイテックス
竣工:2023年2月
【主な仕上】
床 Jパネル(ア)36 オイル塗装
カーペット
内壁 Jパネル(ア)36 オイル塗装
土壁 中塗り仕上げ
天井 普通合板 オイル塗装
Jパネル(ア)36 オイル塗装
外壁 既存のまま 土壁、モルタル塗
屋根 既存のまま 瓦葺き
軒天 既存のまま モルタル塗