大阪市の大宮の長屋の改修工事。
七軒長屋のうち二軒をフルリノベーションして、建物全体の耐震性を改善するプロジェクトです。
いよいよ基礎工事が始まりました。
今回は一部、躯体を更新する部分がありますのでその部分に新規で布基礎を設けます。
また、改修部分も長谷の弱点である横方向に新規で壁を追加しますのでその下には新しい布基礎を設置します。
既存の布基礎と新しい基礎は一体となるように緊結します。
基礎を造るための掘方が行われました。
掘方とは基礎を造るために地盤面を掘る作業です。
コンクリートの底盤部分は地面の下に埋まるため、深くまで土を掘っています。
基礎屋さんが配筋作業(鉄筋を組み立てていく作業)を行っている様子です。
鉄筋は太さ、鉄筋同士の間隔などを確認しながら作業をしています。番線という針金のようなもので真っ直ぐな長い鉄筋をあっという間に網目状に組み立てていました。
コンクリートを流し込むための木の型枠も取り付けられました。
コンクリートは圧縮に強く、引っ張りに弱い性質があります。鉄筋は引っ張りに強く、そのため鉄筋とコンクリートを合わせて使うことで強力な基礎が出来上がるのです。
基礎は最終的には見えなくなってしまいますが、こうして建物の縁の下の力持ちとなっています。
アルバイトスタッフ 松本