京都府南丹市のいえの薪ストーブの設置が行われました。
工事はご近所のコテラ木材にお願いしています。
煙突は屋根から抜く計画です。建築工事の時に、屋根の開口は開けておいてもらっていました。
今回はその穴を利用して煙突を取り付けていきます。
事前に何度か現地を調査し、採寸などをしてもらった上で来てもらっています。
屋根が斜めにひねっているややこしい位置なので、部材の形も斜めになります。
難しい作業ですが、しっかりと対応してもらえました。
煙突だけでなく、室内では薪ストーブ本体の設置工事が進みます。
薪ストーブは高温になるため、内壁との間に遮熱板となるストーブシールドが必要になります。
今回はケイカル板を使って造作でシンプルにつくります。
ストーブシールドは壁の色に合わせてシンプルに白で仕上げました。
壁との間に空気層をつくるのがポイントです。
炉台は、キッチンの床にも使っている大理石を選びました。
少し余ったものを再利用しています。
シンプルに仕上げることができました。
こうして無事に薪ストーブを設置することができました。
南丹市のいえは、もともと建っていた古民家の古材を処分せず、薪とするためにとっています。
それを燃やすことで、新しい家族の暖になります。
住まい手も上手に火をつけてくれます。
満足してもらったようで、こちらも嬉しいです。
南丹市のいえはこれにて一通りの工事が完了しました。
次回はついに竣工写真の撮影です。
WASH建築設計室 日野弘一