京都府の南丹市のいえ。
構造補強の工事も進んでいます。
南丹市のいえは既存の建物の改修と、増築工事になりますが、建築確認申請を受けています。
もちろん、現行の建築基準法に適合するように計画がされています。
また、増改築版の長期優良住宅の認定も受けています。こちらは耐震診断の計算をしております。
壁は主に構造用合板による補強が行われています。
改修棟では既存の土壁を耐震要素として評価している部分もあります。
しっかりとした土壁が残っていたので、そこもしっかりと評価したかったのです。
柱脚柱頭の金物は既存建物にはなかったので全て新設しています。
今回は基礎も新設したのでホールダウン金物も問題なく取り付けできました。
増築部分は新築住宅と同じように金物が問題なく取り付けられます。
南丹市のいえは既存住宅を利用する改修工事ですが、確認申請を通して現行の耐震基準に合わせることや、長期優良住宅の認定を受けることもできます。
古い建物や古民家を資産として改修するのであれば、それはとても大切なことだと考えています。
既存建物の耐震性能については今後も力を入れていきたいと思っております。
WASH建築設計室 日野弘一