京都府南丹市のいえ。
外回りの工事が終わり、内部の工事が進んでいます。
今回は造作材は内部・外部ともに奈良県吉野のウッドベースの杉とヒノキを使っています。
造作工事が進むと現場が一気に様変わりしていきます。
監理する側としてもとても楽しい期間になります。
台所はキッチンこそシステムキッチンなのですが、それを囲っているカウンターや換気扇、背面の収納などは大工さんの造作工事になります。造作工事でつくることで、なるべく細やかな設計ができます。
洗面台については完全に造作工事です。
洗面器はTOTOの実験用シンクで、カウンターは国産のタモの無垢材で造られています。
洗面器の前の壁はモザイクタイルです。名古屋モザイクの商品を使っていますが、木材仕上げが多い水回りのアクセントとなっています。
リビング、寝室、玄関ホールと内部の工事が進んでいます。
仕上げ工事が入ってくるこの時期は現場もバタバタで活気があります。
設計監理としても、工事が行き滞らないように質疑に対しては早いレスポンスが必要になります。
また材料の支給もしているのでその段取りも大切です。
こうして現場の雰囲気は日に日に変わっていきます。
とても楽しみです。
WASH建築設計室 日野弘一