奈良県明日香村で計画を進めている明日香村の古民家。
この日は外構工事の概算の予算を出すために現地にて打ち合わせを行いました。
同じ奈良県の生駒市のプランタの清野さんに現地にお越しいただき、内容を確認していきました。
建物が何棟もあり、伴ってお庭もたくさんありますのでその場所ごとに状況や方向性を整理します。
予算が無尽蔵にあるわけではありませんので、場所ごとにメリハリをつけること。また事業物件ということもありますので維持管理のしやすさを設定することが大切です。
久しぶりに現地に来ましたが、暑くなってきたこともあり草木が生い茂っています。
確かにこれを整理し続けるのは骨が折れそうです。手間と美観のバランスのいいお庭を目指したいものです。
今回、清野さんに教えてもらって知ったのですが、飛鳥は石の文化が深い地域で飛鳥石と呼ばれる石があるそうです。
このお庭に使われている石にもたくさん飛鳥石の特徴が出ている庭石が見つかりました。
特徴的な紋様が入っていたり、表面にひだのような形状が浮き出ているものがわかりやすいそうです。
(なんとなくわかりましたが理解度はまだまだです)
これは活かさない手はありません。色々と活用法を考えるのが楽しみです。
現場の建物の中は、クライアントがかなり片付けてくれていてとてもスッキリしていました。
調査できた時はものが多くごちゃごちゃとしていましたが、とても移動しやすくなりました。
同じ建物ですが、整理されるだけでかなり魅力的にも感じました。とても大変な作業だったと思います。
ありがたいものです。
このプロジェクトはまだまだ計画段階で、予算感を調整している状態です。
プロジェクトが進むように色々頑張りたいと思います。
WASH建築設計室 日野弘一