解体工事が終わった京都府南丹市のいえ。
奥にある既存建物を残して、手前はすっかり更地になっています。
既存建物の改修棟の前に人が集まって、基礎工事の打ち合わせをしています。
増築棟と改修棟の接続部は、斜めになっていて位置決めが複雑です。
その位置を慎重に確認しているところになります。
水糸を張って、しっかりと位置を出しました。
基礎の位置が決まったら、鉄筋を組む作業さ進められます。
設定した地盤面に合わせて地面を整地し、まずは防湿フィルムが敷かれています。
その上に鉄筋が組まれていきます。
今回は増改築の長期優良住宅の認定を取得していますので高さにはシビアです。
床下の点検措置ができる高さは決められており、それ以上になるように設定しています。
改修棟は既存の建具を使うため、床の高さを変えられないためその辺りとの取り合いに気をつける必要があります。
鉄筋が組まれたタイミングで、一度目の配筋検査を行います。
鉄筋が設計図通りのかぶり厚さが確保できているか、本数や太さはあっているかの確認を行います。
使われている鉄筋の確認もしました。
鉄筋の職人さんが丁寧に曲げて加工組み立てをしてくれていました。
そして次はベース基礎を打設になります。
地盤面の鉄筋は埋まり、立ち上がりの鉄筋だけが見えています。
これが固まったら、このベース基礎に型枠を立てて立ち上がりの基礎をつくっていくことになります。
こうして立ち上がり部分も基礎が完成しました。
増築棟は新築と同じ造り方なので、粛々と作業を進めていただいた感じです。
基礎から飛び出ているネジの内、長い方が柱と基礎を緊結するホールダウン金物。
短いものは土台と基礎を緊結するアンカーボルトです。
これらもきっちりと確認しています。
並行して、改修棟も基礎の工事が行われました。
こちらは既存基礎を残したままと言うことで、確認申請の際協議が必要な箇所になりました。
そちらは次のブログでご紹介します。
WASH建築設計室 日野弘一