大阪市旭区太子橋のいえ。
築90年を超える古民家を性能向上リフォームし、次の100年を見据えた再生を目指します。
耐震性能、断熱性能も改善し、増改築版の長期優良住宅をとれるレベルまで改修する計画です。
現場についに薪ボイラーがやってきました。
薪ボイラーというのは、薪を実際に燃やしてお湯を造り、給湯器の代わりとして使えるものです。
今回は愛知県のATOの薪ボイラーを採用しました。
元々、住まい手は五右衛門風呂で薪を燃やして入浴していたという経緯があり、改修後も薪を燃やせるように計画しました。
とは言ってもWASH建築設計室でも初めての薪ボイラーの採用ですのでとても楽しみです。
大阪市内で薪を燃やすというだけでハードルが高そうですが、今までずっと薪を使ってこられた経緯もありご近所さんから苦情が来ることもないそうです。
このボイラーで沸かすお風呂のお湯はとても気持ちよさそうです。
現場では、先週に引き続き排水管を設置しています。宅内にも排水管が設置されました。
解体をしたり、色々と下準備をしたりと大工さんは大忙しです。
いろんな工種をこなす山本博工務店の大工さんは頼りになります。
解体や配管の準備をする傍ら、棟梁は土台の準備を行っています。
今回は建物にベタ基礎を新設しますが、その上には新しい土台がのることになります。
とても難しい工法になりますが、しっかりと図面を読み込んでもらって着々と準備をしてくれています。
土台は補強梁と同じく、熊野の材料です。土台はヒノキです。
材のクセ取りをして墨付け、刻みをしてもらいます。職人の技が光る工程です。