大阪市旭区太子橋のいえ。
築90年を超える古民家を性能向上リフォームし、次の100年を見据えた再生を目指します。
耐震性能、断熱性能も改善し、増改築版の長期優良住宅をとれるレベルまで改修する計画です。
現在計画中の太子橋の古民家。
築90年の古民家は今回の大改修で長期優良住宅レベルの性能の建物に生まれ変わります。
その工事を行う前に、素敵な既存の状態を記録として残すためにカメラマンに来ていただき既存建物写真の撮影を行いました。
竣工写真を撮ることは多いですが、既存の建物を撮影するのは初めてです。
住まい手さんが建物の説明をしながら撮影ポイントを相談しているのを見ると、この建物のことが本当に好きなんだなあとしみじみ感じました。
写真は簾戸です。今日の撮影のために、襖の状態でまずは撮影をしてからすぐに簾戸をはめ込んで夏のしつらえの撮影もするように住まい手さんが取り計らってくれました。おかげで冬の姿と夏の姿の両方を写真に納めることができました。
今回の工事でより良い建物にすること、これからさらに次の時代の古民家となるよう性能向上をすることを改めて肝に銘じました。
この日は梅雨の間の晴れ間でした。
少し曇ったり晴れたりでしたが、雨が降らずによかったです。
お庭の木々も生い茂り、本格的な夏の気配を感じる日でした。
工事まで無事に進むことを祈ります。
WASH建築設計室 日野弘一