神戸市灘区で戸建住宅の詳細調査を行いました。
住宅医協会の提唱する既存住宅ドックです。
築40年の邸宅で、住まい手が子供時代を過ごされた思い出の家です。
ご両親から代替わりし、このまま住めるかなど安全性の確認と、性能調査も含めた詳細調査です。
床下、基礎まわりの調査の様子です。基礎のひび割れや構造材の劣化がないか調査します。
水漏れや蟻害、カビや菌の発生など、改善・対策ができるのかも含め調査していきます。
クラックは振動や縮みから起こるものか、躯体の歪みから起こっているものか判別が重要になります。
地盤調査、小屋裏調査、建物傾斜等の状況調査に加え、住宅で特に重要な6つの性能(劣化対策、耐震性、断熱性、省エネルギー性、バリアフリー性、火災時の安全性)を調査します。
今回の調査は安全に暮らせるかどうかの判断のために行いました。
調査結果については複数の住宅医や参加者で検討会を開き、報告書をまとめました。
建物の状態を把握し改修方法を精査検討することで安全に快適に暮らせる建物に直すことは可能です。
必要とされる改修の規模により、金額が大きく変わります。
住まい手に選択していただけるように、いくつかの計画をご用意させていただくこともあります。
先日、住まい手に建物の状況を報告し、改修プラン2パターンと建替プランを提案させていただきました。
最善を尽くし喜んでいただけるよう精進して参ります。
服部