Atelier Cinq Sens
千里ニュータウン内、森の横に建てられた新しいマンションの住戸の一室を厨房としてリノベーションしました。
住まいの中に設けられるということから、厨房としての機能性だけではなく、
生活の一部としての快適性と落ち着きのある空間性を求めました。
依頼主であるAtelier Cinq Sensはギルトフリーをテーマにした食品をつくっています。
私たちが内装仕上げに国産の無垢の杉板を使用することは本物の材料にこだわるからです。
飲食業と建築業と業種は違えど“まこと”を追求する理念は同じだと感じます。
小さい空間ですが、細やかな収納計画を造作キッチンで造りあげることで充実した厨房とすることができました。
「使い勝手の良さ」に「居心地の良さ」をプラス
業務用のキッチンだからと機能性だけを追求するのではなく、長くいる場としての居心地の良さが必要だと考えました。
国産の無垢の杉板をふんだんに使いました。素地ではなく自然塗料で色をつけたことで汚れへの耐久性にも配慮しています。
所在地:大阪府吹田市
設計監理:WASH 建築設計室 日野弘一
構造:RC造
施工:株式会社 サイテックス
竣工:2020年
用途:厨房(集合住宅内)
住戸面積: 75.53㎡
施工面積: 8.56㎡
【主な仕上】
床 コルクタイル(ア)5
内壁 杉本実板(ア)12 オイル塗装
キッチンパネル貼り
天井 杉本実板(ア)12 オイル塗装
【主な厨房機器】
二槽シンク
業務用食器洗浄機
業務用冷蔵庫
電気オーブン(200V)
瞬間凍結機
ストッカー
手洗い器
換気扇
吊り収納(造作)
ゴミ箱(造作)