少し前になりますが、岐阜県美濃市の近くを通ったので岐阜県立森林文化アカデミー見学にいかせていただきました。
WASH建築設計室のインターンシップの学生も二人を連れて、新しくできたモリノスの見学もしました。
学生のうちから少しで木材に興味・理解を持ってくれたら幸いです。以下、学生の報告と感想になります。
日野
morinos
7月25日に岐阜県立森林文化アカデミーのmorinosに訪れました。
morinosは隈研吾さんも設計に関与した建築であり「すべての人と森をつなぎ森と暮らす楽しさと森林文化の豊かさを次の世代へ伝えていく」をコンセプトにしています。森の入口にあり、人のたまり場・安らぎの場所であるとスタッフさんが教えてくださいました。
大きなV字の柱が連なったファサードは迫力と共に、木による温かみを感じさせてくれました。
構造的には逆V字のほうが強いのですが、V字を連ねることによる斬新さとドイツ語で森「wald」の頭文字であるWに見えるようにデザインされたようです。
五月にオープンされたそうで中を見学させていただきました。フローリングは板材を50%圧縮されていて歩いていてとても快適でした。
虹色に土を塗られた壁がとても印象的で、それぞれの層は土や木を混ぜることによってさまざまな色を表現し、重ね塗りをされていました。内部の休憩スペースは土壁で囲まれており落ち着いた和を感じました。また、照明計画も素晴らしく次は夜に訪れたいと思いました。
一つの建物からも数多くのことを学ばせていただき、貴重な経験をさせていただきました。
関わっていただいた方々に感謝しています。ありがとうございました。
渡部 祐輝