大阪市平野区で工事が進んでいる平野区のいえ。
この日は外壁の塗装を行いました。
こちらはバックヤードのアプローチ部分になります。既存建物の下屋だけ残して解体して減築しています。駐車場から、雨に濡れずに勝手口まで来れるので便利です。
先日この杉板の”サネ”部分だけ塗っていましたので板と板との間はすでに色がついています。
ここを張る前に塗っておかないと、板がすいてきた時に白い部分が見えてしまうのです。
それが張られた状態から仕上げの塗装をしていきました。
今回使う塗料は大阪塗料工業のユーロカラー のブラウンです。
はじめは攪拌が甘かったのか、少し色が薄いです。
古色塗装をする場合、コストを落とすために節ありの杉板を使うのですが、節がまだ見えてしまっています。ここは二度塗りをすることになりました。
途中から、色が濃くなってきたので一度塗りでも十分な色の濃さになってきました。
共同設計をしているエムズ建築設計事務所の所員さん二人と、この日は岐阜県の森林文化アカデミーの学生さんにも手伝ってもらいました。
塗り終わったらこのような雰囲気になりました。
古民家の雰囲気にあった、シックな仕上がりです。
これから天井に板を張ったらだいぶ雰囲気が完成します。
とても楽しみです。
WASH建築設計室 日野弘一