広島県庄原市に少しメンテナンスの作業をしに行きました。
問題が起こったのは年末です。造作の洗面台の脚の杉が黒ずんできているという報告がありました。
普段同じような納まりにしていてもこんなことは起こりませんでしたが、一つ考えられるのはここが井戸水を使っているということ。また水質がアルカリが強いということがあり、それが杉と反応して黒くなっているのではないかと考えられました。
小口が水がかりになりやすい脚材だけが変色をしているので、脚材のみ古色塗装を施すことになりました。ここは古民家の改修なので、古色塗装を入れても違和感無く溶け込むと考えました。
塗装後はこのようになりました。
杉が古色になり、かえってしまった雰囲気になりました。
栗の木の色との相性もいい感じです。
杉が古色になり、かえってしまった雰囲気になりました。
栗の木の色との相性もいい感じです。
帰る頃には日が暮れていました。
無事に作業を終えて一安心です。
WASH建築設計室 日野弘一