事務所の前にメダカを飼うためのビオトープを作成しました。
トロ舟に砂利を引いているだけですが、それを囲うカバーを無垢の木材のクルミ材で造ってみました。
赤ちゃんメダカをもらってきて、”アラウンド”ビオトープが出来上がりました。
DIYでの造り方を簡単に整理しました。
下地の作成
結局今回造ったのは箱だけです。
出来るだけ事務所に転がっている材料を使って在庫を処分します。
下地は塗装の時に下に敷いていた赤松を使いました。
まずは必要な寸法を決めてカットしていきます。
このくらいならあっという間に組みあがります。
注意するのはここに設置するトロ舟の大きさを間違えないことです。
小さすぎたら入らないし、大きすぎたら隙間が目立ちます。ピッタリよりやや隙間があるくらいがいいと思います。
また写真左側のように地面にそのまま置くとメダカがすむ水温の管理が難しくなるそうなので、写真右側のように脚をつけてあげました。
ちょっと浮いているようなデザインになるのでそれもいいと思います。
内側を見るとこんな感じです。
足の両端を切り欠いているのは浮いたように見せるためのデザインです。
そして設置するとちょうど、乗りました。台の下に空気が通ります。
無垢の木の板張り
下地ができたのでくるみの無垢板を張っていきます。
前まで看板で使っていた材料なので水染みがところどころにありますが、それを避けるように張っていきます。
今回は短手方向に板を張ることにしたので比較的避けて張ることができました。
フローリングの端材でしたので板の端に”本実加工”がされています。
本実加工がないと板がすいてきた時に隙間ができてしまいますので格好悪くなります。
このように本実板か、羽目板などを使うとうまくいきます。
あとは上に乗せる枠をつけるだけです。
しかしその枠を造るのをサボっていたら、完成の前になんとメダカが届いてしまいました。。。
このメダカは一昨年竣工した”東大阪の家”の住まい手さんが飼っているメダカの赤ちゃんです。
そもそも今回このビオトープを造ろうと思ったのも、東大阪の家に遊びに行った時にビオトープを造っているのを見ていいなと思ったからなのです。
近くで見るとこんな感じです。
下地を二重にすることで、箱の中の通気性を確保しています。
くるみの無垢板は本実板ですが、湿気の多い季節に張ったのですいてくるかもしれませんね。
ビオトープカバーの蓋部分の作成
メダカが来てしまったので、いよいよ枠を造ります。
枠はもくるみのフローリングを使っています。
エッジは本実板の形を生かして、ちょっとこだわっています。
エンドマッチが付いていない部分は、それに合わせてのみを使ってかき取ったので少し汚くなりましたね。。。
でもそのおかげで箱の蓋をシュッとした感じで納めることができました。
蓋のラインと、板の境にスリットが入って綺麗に見えます。
板の端っこは、DIYのレベルだとまっすぐ張れているようで少し歪んでいます。
直接板の端を当てるよりも、こうやってスリットを挟んだ方が粗が目立たないので素人DIYの私はよく使います。
ビオトープがとりあえず完成しました。
夕日が当たって綺麗です。
これからも少しずつ楽しい仕掛けを造っていけたらと思います。
草が生え散らかってしまっていますが、事務所の前がこのようになりました。
通学の学生さんがのぞいてくれたり、おばさまが話しかけてくれたり、意外とみんな気にしてくれています。
メダカの赤ちゃんが元気に大きくなれるよう、頑張ってお世話したいと思います。
日野弘一