広島県庄原市で計画をしている物件の現場監理が始まりました。季節は春になり、山には色とりどりの花が咲いていますが山あいにある現場はまだまだ寒かったです。
現場では改修にあたり解体の作業が始められていました。
既存の建具は補修して再利用しますが、一旦建具屋さんが工場に引き上げています。
襖や障子がなくなり、現場はいつもよりも目線が遠くまで届き広く感じられます。
意外とこれはこれでかっこいいですね。
畳は交換しますので撤去されています。
床組は一部シロアリによる蟻害が確認されましたが詳細調査で確認していたので想定内です。改めて明るいところで見るとよくわかります。
ただ他の部位は目立った被害も見つからず、床下の環境も悪くないので一安心です。
詳細調査の時には確認できなかった部分も一部見れるようになっています。
タイル貼りのキッチンは既存を利用しますが、一部タイルがはがれてしまっていました。
補修の方法を考えないといけないです。
天井が貼っていて見れなかった部分の小屋裏も、天井に雨シミが見られていたので心配でしたが構造体に問題はなさそうで一安心です。
こうして少しずつですが現場の工事が進んできました。
これから定期的に通うことなります。工事がどんどん進むのが楽しみです。
WASH建築設計室 日野弘一