先日の大津市の家から温湿度計が帰ってきたので、同じく竣工して約一年が経つ東大阪市の家の室内環境を分析するため温湿度計の設置に行ってきました。
吹田市の事務所から約30分。八尾ICを降りてすぐの東大阪の家に到着です。
前回と同じように早速温湿度計の設置に取り掛かりました。
室内は、リビング空間に吹き抜けがあるのでその上下温度差を測るため、一階と二階の両方に温湿度計を設置しました。
室内では他にヒートショックの問題が起こる浴室兼脱衣室にも設置しました。
東大阪の家は、浴室と脱衣室の間仕切りがないプランです。
外気温を測るために屋根のある駐車場にも温湿度計を設置しています。
外気温は最寄りのアメダスでも調べられますが、実際の室の内外の温度差を
調べるために実際の気温を測っておくことが大切だと思っています。
最後は床下に設置します。
今回は珍しく、床下で二箇所温湿度計を設置しています。
それは、東大阪の家は実は棟付近に換気扇を設けており、棟付近の温まった空気を床下に送り込むことを考えています。
左の写真の左側に見えているガラリはその棟付近の暖かい空気が降りてくる(はずの)場所ですので、まずはその付近の温湿度を測定したいのです。
そして、一番大切な居間部分の床下の空気温度がいくらになっているのかを測るために、その部分にも温湿度計を設置しています(写真右)
換気扇を回した場合と、回していない場合で日にちを分けて生活してもらい、実態を把握したいと思っています。
コストを調整するために簡易的につけた装置になりますが、その効果はどのくらいあるのでしょうか。。。また報告をまとめていきたいと思います。
WASH建築設計室 日野弘一