竣工して約一年が経つ大津市の家の室内環境を分析するため、
温湿度計の設置に行ってきました。
また、あわせて一年メンテナンスの時に出た問題点の対応を
大津市の坂田工務店の監督さんと行ってきました。
まずは一年メンテナンスの対応からです。
お住まいになって一年経った時に問題になるのは多くは建具関係です。
今回の対応の内容も全て建具関係でした。
WASH建築設計室は建具も無垢の木材を使ったものを採用しますので、
一年間の気候の変化によって大きさが変わったり反ったりとすることがあります。
建具は一年経つと概ね動きが落ち着きますので、
この一年メンテナンスのタイミングで調整をすることにしています。
簡単な作業は監督さんがささっと調整して解決しました。
できない分は後日建具屋さんにきて頂く事に決めました。
そして次は温湿度計の設置です。
温湿度計は生活時間の長い居間や寝室にまずは設置しました。
そして吹き抜けがあるところには上下温度差が気になるので二階にも設置します。
あとはヒートショックの問題が気になる脱衣室や、
基礎断熱をしている床下の温度を調べるのでそこにも設置をします。
そして最後は外気温を測るために外部収納にも設置しています。
外気温は最寄りのアメダスでも調べられますが、実際の室の内外の温度差を
調べるために実際の気温を測っておくことが大切だと思っています。
こうして無事に温湿度計の設置が完了しました。
数週間後、温湿度計を回収し、室温の状況を分析することになります。
どんな状況になっているか、楽しみです。
WASH建築設計室 日野弘一