池田市の家の表札のメンテナンスを行いました。
お引き渡しから7年経ちましたが、外部の木部は少しずつ色が変わってきています。
やはり外部の木部の塗装は10年程度が目安の一つと言われていますが、本当にそうだなと感じます。
表札はチークの板を門型に組んで、照明、表札、インターホンを組み合わせています(表札は画像を加工して名前を消しています。本当は名前が入っています)
アップで見ると、チークがくすんできています。特に雨や光がよく当たる下部の方が色が変わっているのがわかります。
これはこれで味があるので、放っておいてもいいのですが、今回は再塗装をする方向になりました。
手でヤスリで削ると・・・
簡単に元のチークの色が出てきます。
無垢材のいいところは削れば元に戻る、劣化しても味がある、まさにその通りだと思います。
一通りヤスリをかけるとこのような感じに仕上がりました。
これだけでもだいぶ印象が変わりました。
照明のアクリルのカバーを外して、塗装の準備完了です。
今回塗装に使ったのはエゴマ油です。
小さめの刷毛を使って塗っていきます。
するとチークが濡れ色になり、一気に深みが増しました。
竣工当初の雰囲気に近づきます。
最後にアクリルのカバーを戻して完成です。
ざっと15分くらいの作業でしたが、住まい手さんにも喜んでいただけました。
お引き渡しした家を手を入れさせてもらえるのはとても幸せなことです。
これからも家守りとして携わっていければと思います。
WASH建築設計室 日野弘一