先日、池田市の家の工事現場にいってきました。
うえの写真は、解体工事が終わってからとった写真です。
ふたつの個室のあいだにあった壁を撤去して、1室にするという計画内容です。
1室にしたあと、本棚のうらに壁紙をはって大きなスクリーンをつくり、
大きなリビングのような空間とします。
わたしが到着したときには、すでに壁が撤去されていました。
上の右写真は、壁の撤去時にでた壁の廃材です。
壁を撤去すると、棟木があらわれました。鴨居と建具を新設して、左上の写真の鴨居上の
三角の部分には、エアコンの風が抜けないようにアクリル板を埋め込んでいきます。
壁の撤去のときにでた廃材を薪ストーブの薪としてつかうため、
インパクトでビスを抜いて、のこぎりで適当な長さに切りわけます。
池田市の家の住まい手さんは、チップ工場や市で木の伐採を行うときに、
薪を収集されているとのことで、壁の廃材も薪として再利用されるそうです。
また、昼休憩のときには、住まい手さんに大学芋を出していただきました。
「油と砂糖を弱火で温めて10分くらいたつと、砂糖が液体になってくるので、
そこで、揚げたさつまいもを投入してからめると大学芋の完成」とのことでした。
柴犬のコタロウくんもうらやましそうに眺めていて、申し訳なくなりました。
からめた砂糖はカリッとして、中はホクホクですごく美味しかったです。
ありがとうございました。
工事はまだまだ続きますが、家は建てたら終わりではなく、住まい手さんの
年齢や家族構成の変化によって、家にも変化を加えたりやメンテナンスをしてあげることが
大切だなと思いました。わたしも、設計を学んでいくうえで、現在の住まい手さんの
要望のみを叶えるのではなく、ライフスタイルの変化を見すえた設計ができるよう
精進しようと思います。
(スタッフ:山田)