パッシブデザイン住宅のフォーラム

2018年11月7日から8日にかけて、名古屋で開催された自立循環型住宅研究会フォーラム

(以下自立研フォーラム)に参加させていただきました。

 

自立研フォーラムは、簡単に言うと、住宅におけるエネルギー消費量を減らして、

いかに地球環境に優しい住宅づくりをしていくかということを考えるための研究会です。

自立研フォーラムの流れを簡単に説明します。

 

まずはじめに、温熱環境・省エネを踏まえたパッシブデザイン住宅の重要性を説かれている

野池政宏さんの講義で、パッシブデザインについて教えていただきました。

 

次に、参加者のうちの10名ほどが自社で取り組んだパッシブデザイン住宅の実例の

プレゼンテーションを行い、質疑応答を行います。

 

最後に、プレゼンを行った方々の中から最優秀賞・優秀賞を投票にて決定します。

 

余談ではありますが、WASH建築設計室の所長の日野さんは、

Ms建築設計事務所在籍時に、最優秀賞を受賞しています!

野池先生の講義の内容については割愛しますが、

住宅における温熱環境の重要性や、パッシブデザイン住宅の重要性について

学べた貴重な体験となりました。

 

特に、住宅の中の温度が低かったり、住宅の室間の温度差が激しいことによって亡くなる

人の数が、交通事故の死亡者数よりも多いということには衝撃を受けました。

 

設計事務所のいちスタッフとして、住宅の温熱環境について学んでいくことの

重要性を思い知らされました。

また、パッシブデザイン住宅の実例のプレゼンテーションを見ることで、

住宅の性能(数値的なもの)や工夫した点などをお聞きすることができ、

これからの設計に活かしていける知識を得られました。

 

また、発表者と話し合いの場が設けられ、プレゼンでは聞けなかった

設計者の考え方やノウハウなどを聞くことができました。

自立研フォーラム1日目の夜には、懇親会が行われました。

全国から集まった設計事務所や工務店、リクシルなどの企業が集まり、

交流が行われました。

 

ここでも、各会社の考え方や建設業の情報が得られました。

他愛もない話から仕事の話まで、たくさんの方と交流することができました。

これからもそんな緩やかなつながりを大事にしたいなと思いました。

二日目、最優秀賞が決まりました。

中祥建設の坂口英樹さん(通称:ぐっさん)が受賞されました。

坂口さんは岡山県倉敷市で工務店をされており、主にブログで集客を行っていて、

住宅の設計に至っては、なんと2年待ちという状態だそうです。

 

われわれもブログを頑張り、なんとかその状態まで持って行きたいところです!

2日間という短い期間ではありますが、パッシブデザイン住宅のイロハを学ぶことができました。

野池先生しかり、全国各地の会社の方々、どうもありがとうございました。

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