感想
6月末から7月にかけて12日間のインターンシップに参加させて頂きました。
初日は住宅医の詳細調査に同行し、築100年ほどの茅葺き屋根の小屋裏に入り、実測や腐朽箇所の記録を行いました。暗所での細かい作業で分からないことばかりでしたが、所長さんや住宅医のメンバーの方々に教えて頂きながら野帳にまとめることができました。
2日目以降は、事務所にて野帳の記録をCADで図面化していきます。実際に作図をすると、住宅医として詳細調査に必要なこと、特に重要なことなどを改めて知ることができ、次の調査に繋がる学びとなりました。
温熱計算や一次エネルギー計算は、初めは難しい印象があったのですが、まずは所長さんが完成したものを見せて下さり、その上で一から説明をいただき実際に計算を行うことで、順序立てて理解していくことができました。
保育園の模型作成では、木造意匠を表すために床の仕上げや家具などの作成をバルサや目地を細かいところまで貼っていくことで、お客様により明確なイメージを掴んでいただけるような模型作りを教わりました。特に遊具や家具の作り込みがとても緻密で、更に職人さんが実際に造ることを踏まえた上で作成されていた遊具は見ているだけでも大変勉強になりました。
多くの業務に関わらせて頂き、また、他の設計事務所の方々、工務店の方々、住宅医の方々、お施主様などたくさんの方と共にお仕事をさせていただける機会を頂き、大変貴重なインターンシップ期間となりました。誠にありがとうございました。