大阪府東大阪で建築した東大阪の家のお庭に塀をDIYで造ります。
建物を設計した設計事務所としても、参加しない訳には行きません。
吹田市の千里事務所から車で30分。現場に駆けつけました。
この日は下地を組むところまでの作業です(上の写真の状態です)
材料ですが、まず地面から立つ柱はアルミ支柱です。
そこに木材で横方向に桟を打ちます。仕上げの木材は縦張りです。
下地材は国産材にこだわり、建物の構造体にも使わせていただいた、奈良県吉野のウッドベースから取り寄せました。
地面である程度ユニット化して組み立て、それを据え付けていたコンクリートの枡に差し込んでいきます。本来、一本一本高さを合わせるのは大変ですが、地面である程度組み立てて置くとある程度は高さが揃います。
下地がある程度組み上がった状態で塗装作業に入りました。
組み上がった杉の下地、また一部塀の板にも塗装をしました。
ちなみに塀の板は杉の下地材であるバラ板で、下地と同じく奈良県吉野のウッドベースから購入しています。下地なので安く手に入るのですが、仕上げがしていない荒い板なので塗料をよく吸い塗装が大変です。
この日の作業の最後は、アルミ支柱を固定する作業です。
仮で立てている塀を、水平器などを駆使して直角で水平な状態をキープします。
その状態で、コンクリートのますにじゃりを投入し仮固定し、仕上げにインスタントセメントを流し込んで固定します。
ざっとこのような感じまで仕上がりました。
次回、この横さんに杉のバラ板を縦に張っていけば塀が完成するはずです。
普段事務仕事が多い設計事務所をしていると、長時間お日さんに当てられるとどっと疲れます。でもとても楽しく充実した時間になりました。
WASH建築設計室 日野弘一