京都府京都市の烏丸のいえの解体工事が始まりました。今回は内部の工事がメインなので、必要な箇所の撤去が行われます。
部屋をくっつけるために壁を抜きたいのですが、そこには筋交いがありました。この筋交いをとっても問題がないか、構造検討をする必要があります。
また、外壁に面する部分には断熱材が入っています。築20年。当時の断熱性能ですので今のものより劣りますが、断熱材の有無。種類を確認することで室温のシミュレーションをすることができます。
写真に写っているのは工事をしていただく山科区のタクミ建設の棟梁です。柱を横に移動させたいのですが、その確認をしてくださっています。
解体をしてみてわかることもあります。
既存のパイプスペースが大きいなと思っていたのですが、やはりほとんどが何にも使われていない空間になっていました。
このスペースを有効に使うことができるため、住まい手さんに相談し、変更をしないか提案します。解体しないとわからないこともありますし、これは工事が終わってからでは工事できない部分になりますのでスピード感が大事になります。
WASH建築設計室 日野弘一