兵庫県神崎郡福崎町のゲストルームの改装工事で床・壁の塗装をDIYで行いました。
今回は国産のくるみの無垢板を採用しています。
使用した塗料は大阪塗料工業のユーロカラーのクリアです。
自然塗料の中ではシャバシャバしていて塗りやすく、よく使います。
コテバケを使って伸ばしながら塗っていきます。
はじめに隅の部分は刷毛を使って丁寧に塗っていきます。
今回は漆喰仕上げと触れている部分がありますが、漆喰は塗料がつくと吸い上げてしまい色が変わるので注意が必要です。DIYの時は心配だったら5mmくらい隙間を開けて塗るくらいのつもりでいいくらいです。
そのあと、コテバケを使って大きな面を塗っていきます。
板を一枚一枚塗る感じで、塗りムラがなるべく出ないように塗っていきます。
塗装前後で濡れ色がついてこんなにも雰囲気が変わります。
壁が終わったら床を塗ります。
同じ要領で、まずは端っこを攻めてから大きな面を塗っていきます。
塗り残しがないように気をつけます。
既存の構造材についているのは、もともと壁だった部分の下地材をつけるために欠き込んでいた傷跡です。埋め木をして補修してもらうこともできますが、今回は改修の履歴として残しています。ただ、色が目立つのでクリアの塗装をして色だけなじませてみました。
広葉樹である国産のクルミ材のみを塗装し、針葉樹の杉材は塗装しないのが標準仕様です。
一旦塗装を終えた部分は、乾いた後サンダーでけばだちをとってもう一度塗装を行いました。
塗装前より落ち着いた雰囲気になり、一層いい雰囲気になったと思います。
WASH建築設計室 日野弘一