兵庫県明石市のいえの構造検査を行いました。設計図通りに金物が取り付けられているか、また耐力壁の施工ができているかを確認します。これは兵庫県の耐震改修の補助金の申請にも関わってきます。
耐力壁はすべて構造用合板です。
筋交いは柱や梁などの一箇所に力が集中してしまう傾向があるため、粘りのある破壊をする面材を基本的に採用しています。基本的に片面ですが、必要がある部分は両面張りになっています。
使用されている合板、釘、また釘を留める間隔などをチェックします。
すべての柱に柱脚柱頭金物を取り付けています。
これは負担する耐力壁によって種類が変わってきますが、柱脚・柱頭、それぞれすべての柱の金物を確認して写真におさめて行きます。なかなかの作業量ですが、すべて兵庫県の耐震補助の対象になっていますので、すべての写真の提出が義務付けられています。
屋根の上から眺める景色です。
あいにくの天気ですが、明石海峡大橋、淡路島が見えています。
建物ができた時の中から望む景色が今から楽しみです。
WASH建築設計室 日野弘一