OHASU RECIDENCE
祖母の営んでいた整骨院の跡地に住まいを建てることを決めた住まい手。
家族で同じ時間を同じ空間で過ごすことができる家を目指して計画を進めました。
過ごす時間が長くなる居間、台所、食堂を中心にして水廻りや二階の読書スペース、寝室の配置を決めました。
一、二階の一体性を高めるため、階高をかなり抑えています。
また断熱性能を高めることで大きな空間でも一体的に空調管理ができるよう性能面でもこだわって設計をしました。
地域に開く
少し珍しいですが生活が地域の人たちと遠くならないよう生活を開くことが要望としてありました。
地域と繋がる生活が今なおいきることは素晴らしいことだと思います。
玄関を開けて、間仕切り建具を引き込むと居間まで視線が通るようになっています。
視線の途中で階段を設けるまるで路地空間のような奥行きを演出しています。
逆に二階の照明をつけると木格子越しに街をぼんやりと照らします。
居間を中心とした空間
居間・食堂を中心とした空間は明確な仕切りを設けず緩やかにつながります。
洗面所は玄関入ってすぐ、居間からは奥まったところにありますが同じ空間にあります。
二階の書庫・勉強スペースも階層こそ別ですが階高が2,200しかないためとても近く感じます。
家族の雰囲気をどこにいても感じられる、そんなあたたかな住まいになりました。
【概要】
所在地:大阪府東大阪市
設計監理:WASH 建築設計室 日野弘一
構造:一級建築士事務所 ビオス
施工:株式会社 木村工務店
竣工:2018年
認定低炭素住宅 認定
【主な仕上】
構造材 杉、桧 奈良県吉野材
造作材 杉 奈良県吉野材
床 胡桃無垢フローリング(ア)15
Jパネル(ア)36
内壁 EP塗装
Jパネル(ア)36
天井 Jパネル(ア)36
葺ベニヤ
外壁 杉本実板(ア)15
アクリルスタッコ吹付塗装
ガルバリウム鋼板小波板
屋根 ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺き
軒天 杉本実板(ア)30