先週に引き続き、二週連続で建物の木配りです。
今週は東大阪市のT邸の木配り。木材は奈良県吉野のウッドベースから購入しました。
この日はウッドベースの中西社長が自ら木配りに参加していただける大サービスでした。
あと、お手伝いの学生さんにも来てもらい、三人で作業開始です。
まずは柱材。柱は杉です。一等のものを注文していますので、節があるのが普通ですが、天然の木材ですのでばらつきがあります。
特に綺麗なものを選りすぐり、建物の見えるところに来るように割り振っていきます。この番付作業を木配りと呼んでいます。
柱の番付が終わったので、桟積み出来るように材料をまとめていきます。
屋根のある工場で作業をさせてもらってますが、それでもとても暑いです。
実際に部材を触り、持ち上げ、汗をかくことで建物の実態を肌で感じます。
積み終わった材料は、プレカット工場の山本部長がリフトに乗って汗もかかずに楽々と持ち去っていきます。
柱が終わったら次は梁材です。柱はだいたい120mm角ですが、梁は倍の120×240mmです。
さらに柱よりも長い4M材も混ざって来るため、とても重たいです。
作業は終盤にかけて過酷さを増していきます。
右の写真は玄関に使う180角の太い柱です。これは六角形に加工し、玄関ポーチの庇を支えます。
人手が少なかったこともあり、18時ごろまでかかってしまいましたが無事に終了。皆さんありがとうございました。
帰り際に、先週に木配りを行なった大津市I邸の加工現場をみることができました。
加工中の様子を見ることはほとんどないので、職人さんとも話ができてとても楽しかったです。
大津市I邸も東大阪T邸と同じでお盆明けに建て方を予定しています。準備が忙しくなりますがとても楽しみです。
WASH建築設計室 日野弘一